イギリスの留学体験談

留学する前の私の英語力はとても低かったです

私は高校卒業後、イングランドのブライトンにあるベラビーズという語学学校及び大学進学準備学校に留学しました。留学する前の私の英語力はとても低かったです。多くの人は「実際は行く前から結構喋れていただろう」と思うかもしれませんが、高校時代も英語のテストはほぼ毎回落ちて追試を受けていました。一応、留学直前に英会話スクールへ行き始めましたが、一度も初級者コースから上がらず、その当時は「イギリスへ行って苦しめばいいや」と軽く考えていました。やはり準備不足のツケを払う事となり、むしろ自分が想像してたよりももっと精神的にきつかったです。全く喋れないので友達も出来ず、いくらゆっくり喋ってくれても全く分かりませんでした。
学校初日を今でも覚えています。新入生の為に先生たちが学校の説明をしてくれるのですが、ここでも理解できず。とりあえず皆が歩く方向へついていき椅子に座りましたが、先生が１人ずつ生徒に質問していき、皆何かを答えています。私の番が来たので、とりあえず自分の名前をはっきり伝えたところ、そこにいる皆に爆笑されてしまいました。でも今思えばそういう経験がとても大事だったのかなと思います。

自ら勉強がしたいと思い、あんなに勉強したのは初めて

友達がいないので外で遊ぶことも出来ず、ひたすら勉強をしました。あんなに自ら「勉強がしたい」と思いながらすすんで勉強したのは初めてだったと思います。それからはクラスメイトや先生に助けられ徐々に慣れていき、学校外の社会人サッカーチームに入ったりして良い生活を送れました。ブロークンイングリッシュですが、色々な人と会話出来るようになってから英語の素晴らしさをより肌で体験しました。英語が喋れるだけで英語圏の人だけでなく、色々な国の人たちと喋れた時はとても得をした気分になりました。

語学の勉強を終え、ノッティンガムトレント大学に進学

１年半の語学学校生活を終え、ノッティンガムトレント大学に進みました。そこで私は言語学科を専攻しました。大学での生活もまた全く違った経験でした。当然ですが、大学では現地の方がほとんどで学生もイギリス全国から来るので、イギリス人の若者が喋る英語や方言が強い英語にはなかなか苦労しました。でもイギリスでの生活で改めて考えさせられた事は常に「新しい壁」が立ちはだかるという事でした。語学学校を卒業してもう私の英語も上達したと勘違いしていた時に、未だに相手を理解出来ない状況になったり、うまく伝えられなかったりする場面がありました。でもその様な新しい壁のお蔭で少しずつ上達出来ているかもしれません。

現在は結婚し、現地で就職

現在はその大学で知り合った妻と子供1人、3人で、妻の実家のシェフィールドというところに住んでいます。イギリスでの就職は決して簡単ではありませんでした。現在は主にテレビ関連のコーディネーターをしていますが、その他の国と同様にイギリスも不景気で就職まで時間が掛かりました。仕事の内容は日本から来るテレビクルーさんのお手伝いをしたり、リサーチをしたりしています。それまでは色々と資格を取ったりもしてみましたが、最終的に友人の紹介でそのチャンスを得たので人との出会いと繋がりは大事なんだと改めて感じました。

人によって成功の種類は色々あると思います

イギリスに初めて来るときは全く想像も出来なかった状況ですが、もし海外留学を出来る環境が揃っていれば若い人には是非試してほしいなと思います。英語が話せるようになったり、長く海外で生活出来たから成功という事でもないですし、人によって成功の種類は色々あると思います。数週間でもいいと思うのでまずは海外で色々な経験をしてみて、困ったらエイブルスタディに連絡してみてはいかがでしょう？