イギリスの留学体験談

長期語学留学+インターンシップ

ロンドンの語学学校アスペクトに留学していました。この学校にした決め手は、まずは私の大好きなロンドンの中心というロケーションと、インターンシップの斡旋をしているということと、アカデミックイヤーパッケージの価格が手頃だったということでした。以前オーストラリアの小学校で日本語を教えるボランティアをした事があったのですが、学ぶことが多く私にとってとても有意義な体験だったので、今回の長期留学でも語学学校の他に絶対に働きたいと思っていました。

アカデミックイヤーをとっている生徒は最大で３ヶ月までインターンシップをする事が可能です。インターンシップ先は基本的に英語力や何に興味があるかなど生徒次第なのですが、アスペクトは生徒の希望にあったインターンシップ先の面接を取り付けてくれたり、履歴書の書き方から面接の練習まで親切に指導してくれます。私はツアリズムに興味があったので旅行会社の面接を受け、現在STA Travelという会社で楽しく働かせてもらっていています。そして毎日９時から６時まで働いた後は、地下鉄を途中下車し、秋の枯れ葉の舞うハイドパークの中を通って歩いて帰宅します。私はやっぱりこの街が大好きです。留学をする際、どんな学校にしようか、またどこに留学しようか、など考えることは沢山あると思いますがエイブルスタディなら確実に自分にあった留学先を見つける事ができると思います。私自身何度もカウンセリングをしていただき、理想の留学を実現することが出来ました。帰国まで残された時間を大切に過ごしていきたいと思います。

学校の授業について

クラスの大半がヨーロッパからの留学生で、彼らの自己表現能力や積極的に意見を述べたがる性質に、始めは気後れしてしまいました。彼らの勢いに負けないように、授業中に分からないことがあればその場で質問をしたり、自主的に発言をするよう心がけました。授業の質は、やはり教師に大きく左右されるというのが率直な意見です。常に今話題のトピックを授業に取り上げ、気付かぬうちにどんどん引き込まれてしまうような授業展開をしてくれた先生のクラスは活気に満ちていて、英語以外の事柄にも興味が広がりました。

学校に通っていたころは８時４５分から１２時までジェネラルイングリッシュ、１２半から２時まで選択授業でビジネス、テスト対策、スピーキングなど好きなものを６週間単位で受講します。放課後は図書館で勉強したり、みんなでパブにいったりします。金曜の午後はアスペクトの先生と生徒でパブの席を占領しちゃいます★
インターンシップを初めてからは９時から６時まで働いて、疲れて直帰する事が多くなりました。。。その分週末は絶対に出掛けます！！

選択授業は時期によっても内容が異なるのですが、夏期が一番コースが多くビジネス英語、アイエルズ対策、スピーキング、ロンドンについて（歴史、問題、そして週に一度の観光）、時事問題、などから一つ選択することが出来ます。シーズンオフは選択肢も少なくなります。

カリキュラムは先生によって異なります。教科書を使う先生もいれば、インターネットや本などから記事を持ってくる先生もいます。またゲームや劇などをやってワイワイクラスを進めていく先生や、主に試験対策の文法、読解などに力を入れた先生など、様々です。全体的に授業の質はとてもいいと思います。

滞在について

私のホストはすごく放任で、どちらかと言うと下宿のような雰囲気でした。同じ家に住んでいるドイツ人とフランス人の留学生と仲良くなり、フランス土産のチーズとワインを飲みながら3人で朝まで話し込んだり、また彼らの友達と出かけたりと、友人の交流の輪が広がっていきました。私の帰国後、ドイツ人の友達が日本に遊びにくる計画を立てています。

今住んでいるフラットは、リビングとキッチンをシェアしています。家を探すときの条件は、１．日本人が住んでいない、２．きれい（日本人からするとどうすればここに住めるのだろう、という汚いフラットも沢山あります）、３．治安が良い。４．リビングがある、という事でした。トータルで１０件以上のフラットを実際に見に行きました。今の家の間取りは、キッチン、リビングをシェアし、その他にトイレ、シャワーの付いた個室の寝室を使っています。寝室は狭いので、家にいるときはほとんどリビングでテレビを見たりフラットメイトと話をしたりしています。以前は８人でリビング、キッチン、シャワー、トイレをシェアしていたのですがストレスがたまり、今の家に引っ越しました。

インターンシップについて

大学が扱っている交換留学は大抵9月から9月という期間だったので、帰国後の就職活動に影響が出てしまいます。その点アスペクトのアカデミックイヤーは4月開講で12月には帰国できるので、このプランを取りました。少しでも長くイギリスで勉強したかったので、2月後半から渡英し、アカデミックイヤーの前に数ヶ月一般英語コースを受講しました。プレイスメント先はSTAトラベルで、経理、予約、契約、企画など異なる部署で様々な仕事の経験を得る事が出来ました。仕事例としては、STAの各オフィスと連絡をとり、顧客のリクエスト情報からホテルの予約状況の確認をし、コンファメーションをホテル側から取る仕事や、会社のE－mailアドレスブックの整理などです。
また、世界遺産のプロジェクトの一環として、世界10各国、200以上に及ぶ地点への交通手段を調べ、STAのウェブ上の情報収集を任されたりもしました。

以前から憧れていた旅行業界の仕事を垣間見ることが出来、自分が今後もこの業界に携わっていきたいということを確信できたのが何よりも良かったです。インターンシップでの経験を生かし、日本に帰ってからの就職活動をがんばりたいと思います。