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大村的NYC通信 Vol7 (アメリカの留学体験談)

ニューヨーク/Rennert Billingual

国名 アメリカ
地域 ニューヨーク
目的 語学留学
学校名 Rennert Billingual
留学者 大村絵里さん/女性

NEW YORK STATE OF MIND

みなさん、明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いします。 ご報告が遅れましたが、昨年末、無事に日本に帰国いたしました。 「大村的NYC通信」第7弾 ~最終号~ は勿論、NYCから出すつもりだったのですがドミトリー(私が滞在していた寮のような所)の電話工事で電話が使えなくなってしまい、その上、最後の一週間は学校、クリスマス、送別会・・・等々のイベントに追われネットカフェなどに行くことも出来ず・・・でした。 「生きてる?」とメールをくれた皆さん、心配かけてご免なさい。 お陰様で無事帰国いたしました! 最後のメルマガは私のhometown、浜松からの送信になります。 今まで長い間、私のメルマガに付き合ってきてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

海外で一つの街に2ヶ月住む、というのは2●年の人生の中で初めての経験でした。 過ぎてしまえばあっという間で短い時間でしたが・・・ 自分はNYCに来る前と何処か変わったのかな? NYCから何を得たのかな? NYCから何を感じたのかな? 帰国が近くなってきて、よくそんなコトを考えていました。 今日は私が感じたNYCについて書いてみたいと思います。

「空(そら)」

NYCで暮らした2ヶ月間、本当に良く歩きました。 地下鉄で1駅、2駅くらいなら歩いても5~15分位なので歩いていました。 (地下鉄は突然止まって動かなくなったりするので歩いた方が確実だったりする・・・という理由もありますが) ちょっとのつもりが1時間以上歩き続けることもありました。

東京で暮らしていたときは本当に歩くのが嫌いで、赤坂見附から溜池山王までだって絶対に地下鉄に乗っていた私が・・・ 自分でも信じられません。その理由を考えてみると・・・ それは「空(そら)」にあるのではないかと思います。

NYCの空は本当に綺麗です。 歩いていて空がこんなに綺麗に見える街を他に私は知りません。 綺麗な空を見ながら歩いていると、楽しくて、ずっと歩き続けたくなります。 NYCの道は直線で碁盤の目のように垂直に道が交差しています。 どの道を歩いていてもまっすぐなので、正面に必ず空が見えます。 天気が良い日は真っ青で、高~い空に近代的なビルディングがキラキラしてます。 曇りの日は白→グレーの色んなトーンの雲の固まりが幾重にも重なって、手が届きそうなくらい空が低くなってきます。 大雪が降る少し前、風が雪雲を運んでいるのに気づいたり、クリスマスイルミネーションに彩られたビルの遙か彼方に無数の星が瞬いているのに気づいたり・・・ 空を通して沢山の美しいNYCに出会いました。

空は、私の生活にとって重要なポイントだというこということをNYCに暮らして初めて気づきました。 冬の澄んだ空気の中で綺麗な空を見ながら歩くのは本当に気持ちよかったです。 (ただし防寒用の手袋&帽子&歩きやすい靴は必須アイテムです。)

「我慢」

日本人はとても我慢強いと思っていました。 時には言っても良い文句も言わず、ぐっとこらえて・・・ ところが、そんな日本人には耐えられず、アメリカ人に耐えられることがありました。 それは「並んで待つ」ことです。 なんだ、そんなこと・・・と思った皆さん、聞いてください。 「並んで待つ」と言っても、本当に半端な待ち時間ではありません。 それは地下鉄のホームで、スーパーのレジで、銀行の窓口で、デパートのレジで・・・ 日常生活のありとあらゆる場所でなが~い時間、待たされ続けます。 当然、その後の予定に影響が出てきます。友達との待ち合わせや学校に遅刻しそうになって、目的を果たせぬままタイムオーバー。 並んでいた列を抜けた事、数知れず、です。

よく分からないのは窓口やレジは沢山あるのに全部閉まっていて一つだけ開いていることが多いのです。 で、他の窓口、レジの担当の人たちは何をやっているのか? 他の仕事で忙しいのかと思いきや、コーヒーを飲みながら同僚と喋っていたりします。 裏の部屋とかではなく、まさにその場、並んでいるお客さんの目の前でくつろいでいます。 お客さんが何人並んでいようと知らん顔・・・ 待つ方も、特にイライラすることもなくボーっと並んでいます。 日本人だったら「お客様が待っているのに休憩(しかもお客さんの目の前で)なんて取れないな~」と思うのが普通だと思うのですが・・・ 誰もそんなこと感じてないようです。

ちょっと複雑なコトを頼んだり、他人と違う内容のことを質問したりすると「え~と確認してくるからちょっと待ってて」と言われて、そこから更に想像を絶する時間を待たされてしまいます。 「あの・・・ちょっと・・・」と店員に話しかけようものなら「今これやってるんだからちょっと待っててよっ!」と逆切れされることも珍しくありません。お客様に逆切れ・・・ 日本では考えられない状況です。 いちいちイライラしているとショッピングははとてもイヤなモノになってしまいます。 アメリカ人のようにボーっとしながら、隣の知らない人と世間話なんかしているのが一番正しい「待ち方」かな~と思います。 そして友達が待ち合わせに遅刻してきても「きっと何処かで待たされてるんだろう・・・」と広い心で待っていてあげられるようになりました。 ただしこの時期、外での待ち合わせは絶対にしません。遅刻してしまった場合、外で待たされている方は凍死しちゃいますからね。。。

★平均待ち時間★
近所のスーパーのレジ 15分~20分
(牛乳一本買うためだけで40分かかったこともあり。)
地下鉄 5~40分
(日本のような時刻表が存在しません。来る時はまとめて来て来ない時は一時間近く来ないことも。)
銀行(CITI BANK) 10~50分
(日本のように番号を引いて座って待つことはできません。ひたすら立ったまま並んで待ちました。)
携帯電話会社の窓口 30~80分
(友達の携帯が壊れてしまい、店頭に修理を頼みに行きました。 同じ電話機を持って来ている人が30人以上並んでいるのを見てびっくり。 私はサムソ●の電話は絶対買わないと決めました。 この時は修理に預けるだけで80分並びました。)
クリスマス前のお店のレジ 20~90分
(クリスマスイブの夕方、本屋40分、CDショップ90分、デパート60分。 ひたすら並んで待ちます。しかもラッピングは一切してくれません。 ただ袋に入れて会計するだけなのに何でこんなに時間がかかるのか理由は全くの不明。CDは買うのを諦めました。)

「禁煙」

NYCでは全てのレストラン、バーは建物内禁煙です。 レストランやバーだけではありません。 学校とか会社の中、とかそういうレベルではありません。 タバコを吸う人はどこにいてもビルの外に出ないと喫煙ができません。 最近は道路で喫煙している人のせいでNYCの道を歩いている人の健康を害していることが問題になってきています。

唯一、自分の家でだったら室内で吸えるかもしれませんが、賃貸の家やホテルに住む場合は、契約条件の中に建物内禁煙、というのも珍しくありません。 その場合、自宅でも外に出て喫煙、ということに。 賃貸ではなく買った家やマンションでもタバコが吸えない条件での売買もあります。 しかもマンハッタンの場合、タバコ一箱750~880円位が平均的な値段です。 もうタバコを吸う理由は無い・・・という状況に追い込まれることでしょう。

私の事をよくご存じの皆さんのこと、私が何を言いたいか、もうおわかりですね? 私は東京の(というか日本の)生活の中で最も嫌いなのがタバコに関して無神経で無関心な習慣です。 たまに禁煙席があるお店もありますが、すぐ横に喫煙席があったり全く分煙にしている意味が無いような所ばかりです。 分煙されていてもタバコの煙は広がってくるし、臭いは染みつくし、家に帰ると洋服や髪についたタバコの臭いにまた気分が悪くなります。 最近は日本でもオフィス内禁煙という会社も増えてきていますが、大抵は喫煙スペースが同じフロアーにあったりします。 また、応接室や会議室は例外・・・という会社も多いです。 それでは全く意味がありません。 過去に喫煙者との長時間の打ち合わせ中に、気分が悪くなって仕事に差し支えたこともあった私にとって、NYCは最高の場所でした! あらゆる場所で他人のタバコを気にすることなく、食事や会話を楽しんで、充実した時間を過ごせることは本当に幸せです!

こういうことって人生の中で、すごく小さなコトだと思いますか? でも、人生って小さな毎日の積み重ねだったりしますよね? 暮らしやすい街で暮らす、無理なく生きる・・・ それは幸せの基本なのかもしれません。

東京での暮らし、NYCでの暮らし・・・ もちろん、それぞれに良い面、悪い面があります。 自分にとって何があったら幸せなのか、どんな時に幸せを感じるのか、まずはそれを知ることが第一歩、なんですね。 この2ヶ月でNYCに教えてもらった私の幸せのポイントは東京で暮らしていた時には知らなかった自分の一面でもありました。

最後まで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。 「大村的NYC通信」はこれにて終了させていただきます。 突然始め、突然終了・・・勝手なメルマガですみません。m(_ _)m お会いする機会があったら、NYでの四方山話でも聞いてやってください。 また、メルマガの感想やNYCに関する質問など、なんでも結構ですので皆さんからのメール、待ってます!

今年はもう少しどっぷりNYCに浸かってみたい・・・と思っています。 近いウチに皆さんにそんなご報告をできると良いな、と思っています。

2004年が皆さんにとって素晴らしい年になりますように。。。 健康には気をつけて、実りある年にしましょう! See you soon! 大村 絵理 (2004/01/04 Sun.)

当センターでは、留学を実現された方々から、留学先の近況や帰国報告のお手紙をよく頂きます。それを読むたびにこの仕事をしていて本当に良かったと思います。 まずは、当センターのカウンセリングを受けてみてください。 ご質問・お問合せやカウンセリング予約は無料カウンセリングフォーム 又はお電話(03-5937-1724) にてお問合せください。 これがあなたの留学実現に向けての第一歩です。

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