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コミュニティカレッジ

コミュニティカレッジとは、州立の2年制大学の事です(一方、私立の2年制大学はジュニアカレッジと呼ばれます)。コミュニティカレッジは、州内の住民に対し、安く、良質な教育を提供するために存在しており、会計、アート、デザイン、ビジネス、コンピューター等を学べる職業訓練コースと、4年制大学への編入を目指すアカデミックコースがあります。
セメスター制を採っている学校であれば、秋学期(9月スタート)と春学期(1月スタート)の年2回(夏学期を合わせて年3回の学校も多い)、クォーター制の学校であれば、秋(9月~)、冬(1月~)、春(4月~)、夏学期(6月~)の年4回の入学時期があり、卒業単位を修了するとAssociate Degree(準学士)を取得できます。
日本の高校を卒業し、アメリカのコミュニティカレッジに留学する計画だと以下のような進路が考えられます。

図(1)

専攻-何が学べるか

コミュニティカレッジは、どのようなコースを学べるのでしょうか?シアトルにあるSeattle Central Collegeを例にご説明します。

――職業訓練コース――

  • 保健関連
  • アパレルデザイン
  • アプリケーションサポート(Microsoft (MOS) Certification)
  • ビジネスインフォーメーションテクノロジー
  • 家具製造
  • 大工・内装工事
  • 薬物依存解消カウンセラー
  • チャイルドケア・ファミリーケア
  • 写真
  • 地域医療教育
  • 料理
  • データベース設計・監理
  • 歯科衛生学
  • グラフィックデザイン
  • ヘルスケアサービス
  • ボート制作・修理
  • 船舶工学
  • モバイルアプリケーションプログラミング
  • ITネットワーキング
  • 看護学
  • 眼科・検眼
  • プログラミング
  • 呼吸管理学
  • ソーシャル・ヒューマンサービス
  • 製菓・製パン
  • 外科手術アシスタント
  • ウェブデザイン
  • ウェブ開発

職業訓練コースでは、このように非常に幅広いコースが提供されています。2年間勉強し、準学士(Associate Degree)が取れるコースと、数か月から1年位の短期間でCertificate(修了証明)が取れるコースがあります。これらのコースは大変実践的なので、卒業後はその分野の仕事に就職することになります。

――アカデミックコース――

アメリカで大学卒業資格(Bachelor, 日本でいう学士号)を取得するには、通常120単位(クォーター制の学校は約180単位)が必要です。この120単位を取得する方法として、4年制大学ですべて取得する方法(日本ではほとんどがこの方法です)と、最初の60単位はコミュニティカレッジにて取得し、準学士を取得後、4年制大学の3年次に編入し、残りの60単位を取る方法の2通りがあります。 アメリカの高校を卒業した50%の学生はコミュニティカレッジに進学しますし、アメリカのコミュニティカレッジに通う留学生の数は7万5千人にも上ります。 Seattle Central Collegeのウェブサイトでは下記のように説明されています。

図(2)

メリットとデメリット

――メリット――

「安い授業料」

学校にもよりますが、年間の授業料が6,000ドルから9,000ドル位です。これは州立大学の約半分、私立大学の三分の一、私立有名大学やリベラルアーツ系大学の四分の一ほどです。

「緩い入学基準」

基本的に英語さえできれば、高校を卒業した方は誰でも入学できます。入学に必要とされる英語力も大学と比較するとかなり低いです。英語力が足りない方がいきなり大学に入学すると授業についていくだけでも大変ですので、まずは、コミュニティカレッジでの2年間で大学についていける英語力を養う事ができます。

「大学への編入」

コミュニティカレッジ卒業後、大学への編入が可能です。大学編入の基準は、コミュニティカレッジでの成績となりますので、日本の高校で成績が悪かった方もコミュニティカレッジでの頑張り次第で有名大学への進学が可能となります。

「多くの職業訓練コース」

短期間で学べる専門コースがたくさんあります。日本では、会計や料理、ウェブデザインなどの技術を学ぶには専門学校に行きますが、アメリカでは、そういった専門学校はかなり少なく、コミュニティカレッジにて勉強するのが一般的です。就学期間も数か月から2年ほどで修了するものまで色々あります。

「準学士取得」

コミュニティカレッジで約60単位を取得し、卒業するとAssociate Degree (日本でいう短大卒資格、準学士)を取得できます。また、卒業後は、OPT (Optional Practical Training)と言われる卒業後1年間アメリカで働ける資格が与えられます。

――デメリット――

「学生の質が低い」

メリットである入学難易度が低いということは、質の低い学生も入学できるという事でもあります。有名大学に多く編入しているコミュニティカレッジは、意識が高い学生が多いので、勉強する環境としては問題ないのですが、すべての学校がそうではありません。とりあえず親に言われたので進学しているという学生もおり、4年制大学と比較すると一般的には学生の質は低くなるケースが多いです。

「2年以上かかる可能性」

2年間で卒業に必要な単位を取れないこともあります。この原因としては本人の能力に問題があるか、履修すべきコースの定員が満席でコースそのものが取れないという事もあります。その場合には、卒業するまでに2年以上かかってしまうことがあります。

「学生寮がない」

コミュニティカレッジは元々、地元の学生を想定していることもあり、遠方からの学生は少なく、多くのカレッジは学生寮を持っていません。そういったカレッジでは、滞在先の手配が必要な学生には、現地物件や業者を紹介しています。

「編入しにくい大学あり」

在学するコミュニティカレッジと同じ州の州立大学への編入が基本です。他の州の州立大学や私立大学にも編入できますが、やはり同じ州政府が運営している同州の州立大学のほうがカリキュラムの編成の関係や単位互換制度などもあり、編入しやすくなっています。特に、アイビーリーグなどの一流私立大学への編入は非常に狭き門となっています。

出願-入学条件や申請書類

コミュニティカレッジへの入学手続きは比較的簡単です。希望する学校のホームページに入学要項(Admission)が記載されているはずですので、その指示に従って申請書類を送付します。殆どの学校では、入学願書は、PDFの形でダウンロードできますし、申請する方法も、郵送やEメールなどから選択できます。一般的に、以下のものが申請書類として必要となります。

  • -入学願書 (Application Form)
  • -英語能力テストスコア(TOEFL iBTだと45~51点以上、PBTだと450~500以上)又は、付属語学コースを修了する必要あり
  • -高校の英文成績証明書
  • -入学申請料金(50ドル~100ドル程度)
  • -英文財政証明書(十分な留学資金を持っている証明として。親御さんの名義であれば誓約書も添える)
  • -学校により、エッセイ、英文推薦状、数学テストのスコア(SAT Mathスコア520点以上など)、健康診断書などが必要

費用

コミュニティカレッジの1年間の授業料は大体6,000ドルから9,000ドルです。日本の大学のように何十万もかかる入学金はありませんが、教科書代などの細々とした費用は掛かりますし、勿論、生活費もかかります。都会と田舎では生活費もかなり異なりますので、一概には言えませんが、1年間の留学費用トータルで200万円から300万円は想定しておいたほうが良いでしょう。
(参考)「留学にはどんな費用がかかるの?」

卒業後の進路-大学進学やOPT

コミュニティカレッジを卒業した留学生の進路は、「アメリカに居続けるのか、日本に帰国するのか」または、「大学に編入するのか、仕事をするのか」によって4つのパターンが考えられます。

――アメリカの大学に編入――

これが最も多い選択です。コミュニティカレッジの2年間の成績次第で編入できる大学が決定されてきますので、カレッジではいい成績を取るように頑張ります。英語力もこの2年間のうちにしっかりと身に付けましょう。また、カレッジに入学したらすぐに、アカデミックアドバイザーと、どんな大学に行きたいのか、その大学に編入するにはどのコースを履修すべきか等を相談してください。

――日本の大学に編入――

以前はあまりなかった選択ですが、最近は、いくつかの学校がアメリカのコミュニティカレッジの単位を認めており、編入することも可能になりました。

――アメリカで働く――

コミュニティカレッジを卒業すると、OPTを利用して、最長1年間は合法的にアメリカで働くことができます。その間に、雇用主に就労ビザの取得をサポートしてもらい、うまく就労ビザを取得することができれば、その後もアメリカで働くことができます。

――日本で働く――

卒業後は日本に帰国し、就職するのも選択の一つです。留学で身に付けた英語力やスキルをアピールして就職活動します。アメリカ国内においても日系企業が集まって合同就職セミナーを行っていますし、日本に帰国したときに就職活動する方法もあります。

学校の選び方

アメリカには1,000校以上のコミュニティカレッジがありますが、各州で進学に強いコミュニティカレッジが存在します。卒業生がどの大学に何名編入しているかを調べることが重要です。特定の大学と編入の協定を持つカレッジもありますので、そういったカレッジを選ぶことが重要です。

当センターでは、留学を実現された方々から、留学先の近況や帰国報告のお手紙をよく頂きます。それを読むたびにこの仕事をしていて本当に良かったと思います。 まずは、当センターのカウンセリングを受けてみてください。 ご質問・お問合せやカウンセリング予約は無料カウンセリングフォーム 又はお電話(03-5937-1724) にてお問合せください。 これがあなたの留学実現に向けての第一歩です。

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