アイルランドの留学体験談

アイルランド留学について

留学前は幼稚園教諭をしていましたが、高校時代から英語圏での生活に憧れていたことと、将来的には発展途上国など教育を満足に受けられない子どもたちの手助けをすることを目標としていたため、その為の共通言語として、英語の習得をすることを目標にアイルランドへの語学留学を決心しました。

アイルランドと日本は共通していること多いです。例えば、車は右ハンドルなこと、また小柄な人が多いです。
ダブリンは小さな街なので、1,2か月も過ぎるころには土地勘が備わります。
郊外に出ると、雄大な自然が残っていて見どころが満載です。車線も同じなので、レンタカーで訪れることをお勧めします。ただし、注意したい点が2つあります。ほとんどの車がマニュアルカーであることと、25歳以上でないとレンタルができないこと。以上を踏まえた上で、郊外探索をすることをお勧めします。
日本食材は、アジアンマーケットが数店あるので、不便はしません。価格も1.5倍～2倍程度と、私の想像より低価格だったので度々購入しています。
気候は0度を下回ることはほとんどないと聞いています。その為雪も降りません。しかし、雨と風の強い日は体感温度が急激に下がるので注意が必要です。
交通の便については、市内はバス、電車（ダートDart）、路面電車（ルアスLuas）が主な移動手段になります。バスは時間通りにいくことがほとんどないので、多くの人が文句を言っています。私の場合は徒歩移動を心がけています。徒歩だと、時間が正確に見図れるので、学校へ行く際も徒歩で約40分かけて通学しています。また、特に市内の中心部は一歩通行になっている道路も多いので、バスを利用することで、かえって遠回り且つ時間のかかることが多いです。

ダブリンで質の高い語学学校　CES Dublinについて

私は、ダブリン市街のダウンタウン中心にあり、教師の質が高いことで評判のCES Dublinに留学しています。
留学初日には、レベル分けのテストがありました。文法の問題が50問程度、3択式になっているものと、英作文でした。英作文は4つの中から一つテーマを自分で選び、300ワード以上書くものだったように思います。私は、最も楽しかった休暇について書きました。記憶が正しければ、その他に、家族について、英語留学の目的などがありました。

一般英語コースのクラスのレベルは5段階に分かれており（上からAdvance/Upper intermediate/Intermediate/Pre intermediate/Beginner）、私は上から2番目のレベル（Upper intermediate）に配属されました。クラスの昇級は、自分のレベルにあっているかどうかを先生に相談するか、先生から昇級の提案を受けます。最も高いレベル（Advance）に配属させると、ディベートやリーディング、イディオムが主になり、文法をほぼ取り扱わないと聞いています。

午前の授業は9：00～11：00（主に文法）、20分の休憩後、11：20～13：00（主にスピーキング）に分かれており、二人の先生に教わります。
午前の授業は、月曜日～金曜日、9：00～13：00（11：00～11：20は休憩時間）、午後の授業は、火曜日～木曜日、14：00～16：00となります。

午前のクラスは、私の受講している上記に記載させて頂いたGeneral　English,の他に、FCE/CAE,IELTS があります。FCE/CAEに関しては、3か月コースで、受講資格はIntermediate以上であることと、受講前のプレテストを通過することが義務付けられています。プレテストは文法、英作文、スピーキングとなっています。

午後のクラスは、Speaking/Writing/IELTS/Businessがあり、いつでも変更が可能です。現在、午後のクラスでBusinessクラスを受講していますが、アイルランドの時事ネタや、諸外国との比較ができ、満足しています。

これまでに8～10人の先生に教わりましたが、皆質が高いように思いました。これまでで相性が合わなかった先生は一人だけです。その際には、正直に相性が合わないことを学校側に相談させてもらい、同じレベルの違うクラスに移りました。
スタッフの方々も皆、親切でフレンドリーです。日本人の方は見かけませんが、かえって一生懸命伝えようとするので、個人的には好都合に思います。

教科書は高額なので、短期間の滞在の場合は購入しなくていいと言ってくれます。また、購入した場合でも、書き込みをなかったり、状態がいい場合には返品、払い戻しが可能です。教科書の質やカリキュラムはそれぞれのレベルに応じているので満足しています。

不満な点を挙げると、日本の大学や企業の設備と比較してしまうと、欠点のほうが多く目についてしまいがちですが、特にカフェテリアの商品の充実とネット環境の改善を望みます。

ダブリンでの留学生活について

寮から学校へ通学していたときには、バスで20～30分程度、料金は片道2.55ポンドでした。現在のシェアルームからはバスで15～20分、徒歩で40分程度です。
基本的に自炊しています。お昼はサンドイッチを持参するか、お友達と食べに出かけます。外食の場合、平均予算は6.5ポンド程度かと思います。

日本人が少ないので、知り合いになると仲間意識が芽生えるのか、比較的共に過ごす時間が多くなりがちですが、他に韓国人、ブラジル人、サウジアラビア人のお友達が多いです。これらの国籍のお友達は、長期間滞在する傾向があるので、親睦が深まるように思います。

留学前に、下調べをしていたものの、実際に来てみないとわからないことがたくさんあります。だからこそ、わからないことは恥ずかしがらずに人に尋ね、自己解決したり、人に頼り頼られ、たくましくなっていくのかなと思います。どんな時でも何かしらの解決の糸口があることに気が付かされます。
日本にいたら経験できないこと、それが楽しいことでも辛いことでも、貴重な経験になることを常に頭の片隅に弁えて、一日一日を大切に過ごしたいです。

アイルランドにいる期間は、お友達を通じて地元のサッカークラブに顔を出させてもらっているので、継続して行きたいと思います。また、年が明けたら、受講クラスをFCE/CAEに変更して、これらの試験を受けようと思います。
日本に帰ってからの進路は未定ですが、語学勉強の継続と維持は必須と思っています。物おじせずコミュニケーションを図るという目標はほぼ達成に近づいていると思うので、今後はFEC/CAEの受講と試験合格を目標として掲げようかと思っています。