バンクーバーは、毎年世界で最も住みやすい都市として常に上位にランキングされています。治安、気候、医療、文化・環境、教育、インフラなど複数の要因が考えられますが、その一つとして充実した公共交通機関があげられます。
バンクーバーの公共交通機関では、バスの他に、電車（Sky Train）、フェリー(Sea Bus)が主な手段です。これらはすべて、トランスリンク社（TransLink）が運営していますので乗り換えに追加の運賃がかかりません。運営運賃はダウンタウンを中心としてエリアによって区分されており、中心部がZone 1、その外側がZone 2、さらにその外側がZone 3となっており、ゾーン内であれば全て同じ乗車券でバスから電車への乗り降りなどが自由ですが、90分間の時間制限（90分以上乗ると再度運賃がかかる）が設けられています。
また、通常の乗車券以外にCompass Cardと呼ばれているチャージ式のカードがあり、事前にチャージして使います。いわゆるカナダ版のSuicaやICOCAのようなもので、チャージはオンライン、もしくは各駅に設置されている券売機で可能です。このカードは最初に発行手数料として＄6が必要となりますが、通常運賃より20％以上も安くなりますので、かなりお得感があります。また、チャージ機能だけではなく、１日券や定期券として利用することも可能です。
留学生の方には、やはり、定期券がベストでしょう。ただし、定期券は日本の定期券のように日付指定ができず、毎月1日から月末までの有効期限と月単位で決まっていますので月の中旬を過ぎて新規で定期券を購入すると逆に損するかもしれません。
各運賃は以下の通りです。
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【通常運賃】（2018年11月現在）
Zone 1：＄2.85
Zone 2：＄4.10
Zone 3：＄5.60
【Compass Card】
Zone 1：＄2.20
Zone 2：＄3.25
Zone 3：＄4.30
【Monthly Pass/定期券】
Zone 1：＄93
Zone 2：＄126
Zone 3：＄172
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実は、バスはZone 1の運賃でどこでも乗れますし、平日18：30以降と週末と祝祭日も同じようにZone 1の運賃で全てのエリアが利用可能ですので、滞在先や留学先の学校がZone 1以外でない限り、Zone 1の定期券を買うのがベストでしょう。
