最近では、日本へ観光旅行に来る訪日旅行者が急激に増加しており、2015年度の訪日旅行者数は約2000万人とのことです。2000年に476万人、2005年に673万人、2010年に861万人と着実に増加していましたが、ここ数年間の伸びは驚異的でもあります。中国からの旅行者による「爆買い」などの社会現象まで現れ、日本経済には結構なことです。これからは、日本も観光立国として外国人を対象としたビジネスをもっと盛り上げていかないといけません。もっとホテルや旅館が必要でしょうし、英語や中国語など外国語教育も必要です。
また、今後の国際化に向けて、日本人ももっと留学して海外に住むことが必要になってくるでしょうし、同時に多くの外国人留学生や外国人就労者を日本に受け入れていけなければいけない時代になってきています。さらに、日本の少子化・高齢化問題を解決するためにも移民の受け入れについて真剣に議論を始める時代になってきています。
留学のブログを見ている皆さんは、海外に行きたいと思っているでしょうし、外国人に対しても積極的に交流していきたいと思っていることでしょう。周りに外国人の知り合いのいる方も多いかと思います。しかし、実際に日本に住む外国人はどんな方が多いのか、ご存知でしょうか？留学生や就労者として一番多いのは中国人、2番は韓国人です。3番以下もアジアからの国が続きます。その中でベトナムは最近10年間で20倍以上に増加するなど、日本に住むベトナム人が非常に増えてきています。逆に、日本から海外への留学生は、カナダとオーストラリアがかなり増加し、逆にアメリカが減ってきています。やはり、日本への移住者と言う点では、アジア諸国（中国、韓国、インド、パキスタン、ネパール、タイ、フィリピン、ベトナムなど）がメインになっているようです。当センターにご相談にいらっしゃる方とお話ししていると、アメリカなど西欧諸国の知り合いがいる方は多いようですが、インドやベトナムの方とお友達と言う方は少ないように思えます。
日本経済新聞社がまとめた「観光だけじゃない！ニッポンに住む外国人の素顔」というウェブサイトがありますので、是非こちらをみて、どんな外国人が日本に住んでいて、最近10年間でどう変わったのかを理解していただければと思います。ビジュアル的に分かりやすくどの国の人がどれくらい日本に住んでいるのか、過去10年間の推移などが解説されていますので大変興味深く読めると思います。ご自身が留学する前に、日本国内の海外事情を知るのも面白いと思います。
